味噌の話

味噌の種類

麹の原料による分類
米みそ・麦みそ・豆みそ

原料からみると、米みそ、麦みそ、豆みその3種類と、これらを混合した調合みそに分けることができます。

米みそとは大豆に米こうじを加えてつくったもの、麦みそとは大豆に麦こうじを加えてつくったものです。

また、豆みそは大豆のみを主原料としています。

味による分類
甘みそ・甘口みそ・辛みそ

甘口、辛口というように、みそは味によって分けられます。

辛さ加減は、食塩の量によりますが、もう一つの決め手はこうじ歩合です。

こうじ歩合とは原料の大豆に対する米こうじや麦こうじの比率のことです。

塩分が一定なら、こうじ歩合が高い方が甘口になります。

色による分類
赤みそ・淡色みそ・白みそ

出来あがりの色によって、赤みそ、淡色みそ、白みそに分けられます。

その色は、大豆など原料の種類、大豆を煮るか蒸すか、こうじが多いか少ないか、発酵の途中でかき回すかどうかなど、いろいろな条件によって違ってきます。

味噌のじょうずな扱い方

良いみその選び方

食欲をそそる冴えた色。

灰色がかったものや色むらのあるものは避けましょう。

食べたときに香りが高いものを選びましょう。

大豆臭、酸臭、薬品臭などがあるものは良いみそとは言えません。

食塩単独の辛さが感じられるものは塩が馴れていない証拠です。

苦味や渋みの少ない(みその種類によってはこれが特徴の場合もあり、豆みそはこれに該当しない)、味の調和がとれたものを選びましょう。

みその上手な保存法

開封したみそは、なるべく空気に触れないようにするとともに、必ず冷蔵保存しましょう。

袋詰めのみその場合は使うつど袋の中の空気を抜いて保存するか、密封容器に移しかえて表面にラップ材を密着させてから蓋をするとよいでしょう。

容器入りのみそを買い求めた時にもおすすめします。

保存するときに冷蔵庫に入れるのは、香りや味が損なわれるのを防ぐためです。